
たまにツイートにも書いたりするのですが、カジノで勝つのはそんなに難しいことではありません。
カジノだけに限らず、世の中にあるギャンブルやFX等の外貨取引でも同じことが言えます。
小手先のテクニックや手法等といったものはほとんど必要なく、
メンタル管理・・・50%
資金管理・・・・・40%
テクニック・・・・10%
このバランスを維持することで、常勝することは可能である、と考えています。
言い換えれば、上の2つを極めることができれば、テクニックなんて無くても勝てることになります。
今回はその重要な要素の一つである「資金管理」について少し話してみたいと思います。
プレイスタイルによる違い
人により賭け方のスタイルは違います。
資金が増える度にどんどんベット額を上げていき、1日で数千・数万ドルクラスの大勝ちをする人。
資金が増えてもベット額は特に変動なく、きっちり1日の目標を利確して積み重ねていく人。
はたして、正解はどちらなのでしょうか?
過去の記事やツイートで何度も言ってることですが、1日で数千ドル勝ち上げるタイプの人は、1日で数千ドル負けることと常に背中合わせです。
とはいえ、1日の目標額を決めて小さな利確を積み重ねていく人は大勝ちすることがほとんどありません。
ボラティリティー(Volatility)という言葉があります。一般的に価格変動の度合いを示す金融工学の用語で、「ボラティリティーが大きい」という場合は、その商品の価格変動が大きいことを意味し、「ボラティリティーが小さい」という場合は、その商品の価格変動が小さいことを意味します。
すなわち、前者と後者ではこのボラティリティの大きさが違うということなのですが、カジノの世界ではこのボラティリティが大きい方(ハイリスク&ハイリターン)を好むプレイヤーが多いという事実があります。
そして僕は、ボラティリティが小さい方が圧倒的に勝ちやすい、と考えています。
理由は簡単。「負けにくいから」です。
いいですか?ギャンブルは負けなければ勝ちなんです。
すごく当たり前のことを言うようですが、たとえ1ドルでも勝っていれば勝ち。1ドルでも負けていれば負け。
ギャンブルにおいては、この勝ちの回数をどれだけ積み上げていくかが非常に重要だと思っています。
「上手い人」と「強い人」
「上手い人」っていますよね。いつもカジノで遊びながら、いつの間にか勝ち越していて、最終的には目標額を利確して終わる。
こういう人は、カジノで勝ち越してるのでしょうから、当然「強い人」なのでしょう。
強い人・・・んん?ちょっと待ってください。この人は強い人ですか?
さっきのベットスタイルが違う両者で比べてみましょう。
資金が増える度にどんどんベット額を上げていき、1日で数千・数万ドルクラスの大勝ちをする人。
この人はどんな感じでBETしていますかね。
100ドル入金⇒10~20ドルBETで勝ち負けを繰り返し残高300ドル達成⇒ここから20~50ドルにBETアップで勝ち負けを繰り返し残高800ドル達成⇒ここで気合の200ドルBETをし、見事勝利(残高1000)⇒次に300ドルBETでゴリ押しを試みたが残念ながら敗北(残高700)⇒さらに次は、ここは勝負とばかりに500ドルBETして華やかなる勝利(残高1200)⇒そして最後に300ドルBETで絶好調の連勝(残高1500)⇒最終1500ドルにて終了
いやぁ、ガンガン勝利金を上げて本当に「強い人」だな、と思いませんか?
ちなみに、僕は思いますw
では、もう一人の方も見てみましょう。
資金が増えてもベット額は特に変動なく、きっちり1日の目標を利確して積み重ねていく人。
100ドル入金⇒5~20ドルBETで勝ち負けを繰り返し残高200ドル達成⇒最終200ドルにて終了
翌日200ドルからスタート⇒5~20ドルBETで勝ち負けを繰り返し残高200ドル達成⇒最終300ドルにて終了
翌日300ドルからスタート⇒5~20ドルBETで勝ち負けを繰り返し残高400ドル達成⇒最終400ドルにて終了
翌日400ドルからスタート⇒5~20ドルBETで勝ち負けを繰り返し残高350ドルに減る⇒損切350ドルで終了
翌日350ドルからスタート⇒5~20ドルBETで勝ち負けを繰り返し残高450ドル達成⇒最終450ドルにて終了
どうですか?負ける日は負け額を抑えて、毎日的確に目標を達成していく。この人は「上手い人」ですよね。
ですが、華がない。インパクトがないので決して「強い人」ではないです。
麻雀をやらない方には分からない例えをしますが、七対子でリーチをかける時、
ドラ単騎で待つ人が「強い人」
場に1枚切れの字牌で待つ人が「上手い人」
こんな感じです。
そして僕は、カジノで常勝する人は強い人ではなく上手い人なのだと思っています。
資金管理のコツと考え方
では、どのようにすることが「資金管理」をしていることになるのでしょう?
具体的な数字を出すと分かりやすいので、数字を出して説明します。
状況としては、500ドル入金で勝ち負けを繰り返し現在550ドルになった、と仮定します。
強い人は、ここで50ドル賭けます。
勝ったら一気に資金が増えるし、負けても「勝ち分が無くなるだけ」という理論です。この勝負は、大きく勝つかチャラになるかのベットだし、これはノーリスク。いわゆる負けなしの勝負です。
はい。これを資金管理だと勘違いしている人もいますが、じつはこんなものは資金管理ではありません。
なぜなら、この勝負で勝ったら利確、それならそれで構いません。しかし、負けたらどうしますか?やめますか?って話です。
多分、ここで負けてやめる人はあまりいないんじゃないでしょうか。
人間の脳は「一度自分で得たものはもう自分のもの」という心理が働きます。つまり、一度50ドル勝ちになったところから一気に50ドル減ってしまうと、まるで原点から50ドルマイナスになった気分になるのです。
なので、ここで負けたら今度は「それを取り戻す」という考え方になり、ベットが荒れたり、追い上げマーチンになったりします。
これでは到底「資金管理」なんて呼べるものではありません。
さて、上手い人は、同じ状況でここは10ドルを賭けます。
今置かれている550ドルをスタート地点と考え、目標の600ドルに向けて階段を一歩ずつ上っていくイメージです。
決して一気に上げようとは考えません。階段を一気に駆け登ろうとすると、躓いて転び大怪我をするかもしれないと警戒しているからです。
550ドルを原点として考え、目標600ドル、損切500ドルと設定し勝負を続行します。
これこそが「負けない資金管理のコツ」。つまり、この記事の答えになるのです。
ここで首尾よく勝ち越して目標の600ドルに到達すれば「100ドル勝ち」
ここから負け越して500ドルまで落とされても「チャラ」
勝ったり負けたりを繰り返し、ずっと550ドル付近から動かないので疲れてやめても「50ドル勝ち」
違うポイントが分かりますか?
3番目の「50ドル勝ち」という逃げ道が現れるのです。
2番目のチャラという結果を比べてみても、550ドルを原点として考えているので、内容が全然違います。
これこそが「必勝の資金管理」、考え方の基礎になります。
最後に
この記事は「資金管理の①」として、基礎中の基礎、考え方の土台の話をしました。
何が正解で何が間違いなのかは分かりません。僕の考えそのものが間違いである可能性もありますし、強い人が上手い人より勝っていることも当然あります。
だって、強い人はマジで強いですから(汗)
ただ、僕の考え方の根底はここ数年ずっとひとつで、
負けなければ勝ち
これは揺るぎません。
僕のシステムは全て、いかにして勝つのか、ではなく、いかにして負けないか、を基軸に組み上げています。
人間、向き不向きがあって、自分の性格に合ってるか合ってないかを判断しながら取捨選択していくのは非常に大切なことです。
僕がこう考えるように、同じような思想・考えを持った人も何人かはいらっしゃると思います。
僕は、誰のために記事を書いているわけでもありませんが、自分の考えを公開していくことで、どこかで誰かの助けになるかもしれない、という思いはあります。
じつは僕は、自身ではほとんど損切りをしないくせに、人には「資金管理」を唱えるという矛盾を抱えている自覚があります。
でも、僕は僕なりの理論・理屈があり、あくまで資金管理の延長線上で損切りをしていない、正確には損切りしていないように見えるだけなのです。
いずれこの記事が②→③→④と進んで行くにつれて、僕が今何を言っているのか理解できるようになると思いますが、その話はまたいずれ。
では、今回はこのへんで!